今回は、CGMの牧師を務めるじゅな牧師に
聞いてみたい質問をぶつけてみました!!
・牧師ってそもそも何をしているの?
・なんで目指すようになったの?
……などなど
ベールに包まれた職業である牧師について、徹底解剖しちゃいます!
じゅな牧師
大学時代から聖書を本格的に学び始め、誰もが出会うべき書だと確信。
「すべての人があるべき姿に」をモットーに教会と社会の共生を目指し活動中。
牧師傍らメンタルコーチ有資格者。1000人以上の相談実績有。
じゅなさんの子ども時代

インタビュアー
子供時代はどんな子だったんですか?

じゅな牧師
小学生の頃はクラスの人気者でしたね笑。
勉強も運動も割とできるタイプだったから、頼られることも多くて。
当時、サッカーを習っていましたが、全国大会に出場するメンバーに選ばれたこともありました。


インタビュアー
それは凄いですね!頼れる女の子だったんですね!

じゅな牧師
努力することで苦手なことも出来るようになることが嬉しかったんですよね。サッカーだって毎日毎日練習し続けてようやく選ばれるようにまでなれて。
でも、それを理解してくれる子はいなくて、むしろ嫉妬をかうことが多かったです。

インタビュアー
嫉妬ですか…?

じゅな牧師
クラスの子からすると、器用にこなす子に見えたみたいで「あなたは何でもできるから良いよね」って妬まれることがあったり。
誰も私の努力を認めてくれる人はいなくて。学校の先生ですら理解してくれない時もありました。

インタビュアー
それはかなり辛い話ですね…

じゅな牧師
頑張ることは良いことなはずなのに、それによって妬みをかってしまうし、誰も私の頑張りを認めてくれない。
もともと人に気を使う性格ではあったけど、それから嫌われたくないという想いが強くなりました。
自分の感情は抑えて人や状況に合わせて振る舞っているうちに、いつしかどれが本当の自分なのか分からなくなってしまい。
それからは、ひたすら虚しさだけが積もっていくようになってしまいました…

インタビュアー
そんな辛い過去をお持ちだったのですね。

じゅな牧師
でもこの虚しい想いを強烈に感じていたからこそ、聖書と出会うことができたなって思っているんです。
聖書との出会いから牧師を目指すまで

インタビュアー
聖書との出会いはいつ頃だったんですか?

じゅな牧師
大学生の頃です。当時、仲が良い友達がいましたが、その友達はいつも自信が無く、些細な相談を頻繁にしにくる子でした。
でも、ある時期から急に自信をもち始めて生き生きし出したんです。
それで気になって「最近変わったよね?」と聞いたら、実は聖書を学んでいたってことが分かって。

インタビュアー
友達を通して聖書と出会うんですね。

じゅな牧師
はい。でも当時は宗教がらみの事件もあって、世間の宗教に対する嫌悪感が強かったし、私もその一人でした。
だからものすごく反対しました。「そんな危ないところやめな」って

インタビュアー
最初は反対していたんですね。

じゅな牧師
それでも友達がやめることはなかったし、むしろどんどん良く変化していくようになりました。
本当に大丈夫か心配だったけど、良くなる姿に少し気になったりもして。
それで、もし危ないところだったら私が助けてあげなきゃと思って、自分の目で確認しようと思い聖書の話に触れるようになりました。

インタビュアー
おぉ、ついに…!

じゅな牧師
実際に聖書の話を聞いてみたら、私がずっと悩んでいたこと、人生の虚しさについての答えが書かれていたんです。
それがすごく衝撃的で…。もう少し詳しく学んでみようと思うようになりました。

インタビュアー
そんな衝撃的な内容だったんですね…!そこからなぜ牧師まで目指すようになったんですか?

じゅな牧師
聖書を詳しく学んでみると、どれもすごく納得のいく内容でした。
知れば知るほど聖書は私自身の生きる糧となって、いずれ「多くの人が知るべき内容だ」と強く思うようになりました。
きっと私のような悩みを抱えている人がたくさんいるはずなのに、日本人は聖書について馴染みがないからこの答えを知る術がない。
答えが見つけられなくてずっと苦しんでいる人たちの力になりたい!と思ったのが、牧師を目指すようになったきっかけでした。
新米牧師時代のエピソード

インタビュアー
牧師になりたての頃の話を聞かせてください!

じゅな牧師
牧師になったのは20代の頃。当時、CGMの教会がない地域も多かったんです。
どうせなら教会がないところに行きたいと志願したら、北海道に行くことになり、当時縁があった同志三人で北海道に行くようになりました。


インタビュアー
日本人に馴染みのない聖書の話を伝えていくのは大変そうですが、受け入れてもらえたんですか?

じゅな牧師
それが思ったより受け入れられたんです!知らないだけで、人生の答えを求めている人は多いんだなって実感しました。
それに聖書の話を伝えるだけではなく、スポーツをしたり、バンド活動もして楽しくやっていました。
毎日が本当に楽しくて無我夢中でした。



インタビュアー
とても順風満帆そうですね!

じゅな牧師
意外とね笑。
でも境遇には恵まれていたけれど、責任感が強かったこともあって「私が何とかしなきゃ!」ってプレッシャーに押しつぶされそうな時もありました。

インタビュアー
人が少ないからこそ、背負う責任も大きかったわけですね。

じゅな牧師
はい。でもそんな時に、神様が聖書を通してヒントをくれたんです。
「三つ縒りの綱はたやすくは切れない(伝道の書4:12)」
「明日のことは思いわずらうな(マタイによる福音書6:34)」

じゅな牧師
この言葉を読んだときに、私は一人じゃない。人数は決して多くないけれど、頼れる仲間たちと神様がいるってハッとしたんです。
その後も困難はたくさんあったけど、仲間と神様の存在が私を強くして、推し進めていくことができました。
振り返ってみると、大変な時はいつも聖書の言葉が道を切り拓いてくれたなって思います。
現在のじゅなさん

インタビュアー
今は東京の教会で牧師をしながら、Twitterでも積極的に発信をされていると聞きました!
発信を始めようと思ったのは何故ですか?

じゅな牧師
日本人の宗教に対するイメージを変えたい!という想いが強かったからかな。
私自身も嫌悪感を抱いていたように、宗教に対して懐疑心や恐怖感を抱いている人も多いと思います。
でもその中には、根も葉もない噂で誤解して惑わされてしまっている人が多いと思いますが、正しく知ろうにも、こちら側も情報発信をしていないので知る術がない。
これではいつまで経っても変わらない!私が変えなきゃ!って思うようになりました。


インタビュアー
それでTwitterを始めるようになったのですね。

じゅな牧師
はい。ちょうど赴任した教会が情報発信に力をいれる教会だったのもあって「これは運命だ!」って笑。

インタビュアー
発信する上で気をつけていることはありますか?

じゅな牧師
一番は「表現の仕方」です。
聖書に触れたことのない人たちに、聖書の言葉を無理やり押し付けるんじゃなくて、簡単な言葉で、わかりやすく伝えることを意識しています。
聖書には力が湧く言葉が多いけど、そのままでは伝わりにくい場合が多い。どう表現したらみんなに届くかなっていつも考えています。

インタビュアー
やって良かったなと思うことはありますか?

じゅな牧師
応援してくれる人が増えたことです。
「頑張っている人を応援したい!」や「女性の牧師って珍しいですね」「いつも良いことを発信しているので応援してます!」などのエールをいただいたり、「チャンネルを作った方がいいですよ!」ってアドバイスをくれる人もいるんです笑。
始めは、不安もあったけど、予想以上にポジティブな反応が返ってきて、本当に驚いています。
本当に良いこと・情熱を持ってやっていることは通じるという新しい発見があって、とても嬉しかった。
何より、宗教ってこう思われてるだろうなという偏見があったのは私の方だったとハッとさせられました。
今ではもっと早くから手をつけておけば良かったなと思っています。

これからの話

インタビュアー
今後やっていきたいことなどはありますか?

じゅな牧師
私のモットーは「すべての人があるべき姿に」。
日本人には自信のない人が多いと思います。いつも自分と他人を比較して苦しみ、自分に価値がないと思って生きている。
だけど私は、神様からみると、どんな人でも一人として欠けることなく貴重で尊い存在だということを聖書で学びました。それぞれ個性が違って得意不得意はあるけれど、貴重じゃない人なんていないんだって。
だから私は、自信をもって生きれる人をもっと増やしたいなと思ってます。
みんながお互いを認めあえるような日本になったらどれだけ良いだろうか、って。理想論だけど。
みんなが神様の愛を知れば為せるんじゃないかって思っています。
だからこそまずは、教会が日本にとって必要な場所、近い場所となれるよう教会と社会の共生を目指して日々活動しています。
今私が担当している教会では、若い子が中心となってSNSやPodcastで聖書の話を発信する活動をしてくれています。担当牧師として本当に頼もしいなって感じています。
いずれは、ネット上に聖書の話を聞きたい人の拠り所となれるような自由な場所を作りたいというのが、私たちの教会みんなが目指している姿かな…!
じゅなさんのパワフルさと自由さは、本当に尊敬です…!
牧師の人と会う機会はあれど、過去からこれからやりたいことなどを聞く機会はなかなかないので、とても新鮮でした…!
たくさん教えてくださり、本当にありがとうございました!!!
